SUP or カヤック
SUPフィッシングを始める前はカヤックフィッシングをしていました。当時、SUPと言うモノの名称が分からずに色々検索した結果、カヤックフィシングのサイトに辿りつき、色んな人のブログを参考に独学で始めました。
カヤックフィッシングを始めて3年くらいが過ぎた頃、コストコでインフレータブルSUPを見つけました。随分とカヤックにも慣れてきていたのですが、やはり座りっぱなしのカヤックは体制がキツイのと、やや不安定でバランスを崩すと沈(転覆)しやすい特性があり、もともとSUPフィッシングから入る予定であったし、なんと言っても立ってキャストが可能なSUPフィッシングの優位性がどうしても諦めきれずインフレータブルSUPを購入しました。
購入当初は手動ポンプでのインフレーション(空気入れ)がキツく、これはけっこう大変だぞ、と思いました。また最初から立とうとして何度も初春の海に落ちて「こんなんで釣りなんかできるのか?」とSUPには乗らずカヤックで釣りをする事がメインとなります。
ある日電動ポンプを購入した事により、またSUPの練習に行くようになりました。ただなかなかベタ凪な海況がなく波や風がある中では上達には程遠い状態でした。そんな時にたまたま富山湾に行く用事がありSUPも積んで行きました。するとどうでしょう、ベタ凪で面ツルフラット鏡のような海水面では面白いようにSUPが前進するではありませんか!
『SUPってこんな感じで進むのか!立ち漕ぎ楽しいしカヤックでは見えなかった遠くの海面や足元の海中が見えるぞ」と一気にSUPにハマりだしました。そしてたまたまシーバスの用のワームで底を叩いていたらなにやら大物がヒットします。水面を割って出て来たのは70cmサイズのシーバス、ですが不慣れなSUP上での初ヒット、ランディングネットに手が届かない。手を伸ばそうとしたら落水しそうになったので、直接リーダーを掴んで引き抜こうとしたらスナップが伸びてバレるという痛恨のミスで涙を飲みました。
これを期に、完全にSUPフィッシングへと舵を切ります。
SUPの特性
- 立って漕げる。
- 立ってキャストしたりジグやエギをシャクる事ができる。
- 体だけ360°向きを変える事ができる。
- タックルの設置が簡便。
SUPフィッシングに移行して特に実感したのが上記の4つです。立って漕げれば遠くが見えるしシャローな浅場の場合は足元の水面下がよく見えます。立ってキャストする方がオカッパリ同様に投げやすいし、ロッド操作やリーリングもしやすいです。ボードによりますがボード上で多少前後に動く事ができます。体だけ後ろを向いてキャストしたりすることもできます。幅があるボードは非常に安定しています。ただし安定性と引き換えにスピードがでにくいです。
カヤックフィッシングはダメなの?
じゃあカヤックフィッシングはダメなの?というと、どういう釣りがしたいのか?によって変わってきます。カヤックはカヤック自体に艤装ができるので、例えば埋め込み式のロッドホルダーを数個艤装すればタックルを数セット持って行く事ができます。クーラーボックスも簡単に積む事ができます。艇によってはかなりスピードも出ますし、足漕ぎ式のカヤックでは足で前進後退の操作をしながら両手でタックルを操作する事ができたりもします。
- タックルを数セット持っていきたい
- 大きめのクーラーボックスも載せたい
- 自宅に保管スペースがあり車載問題もクリアできる
上記に該当する方はカヤックフィッシングを選んでもよいかもしれません。
まとめ
両方やった経験から、自分にはSUPフィッシングの方がよいと判断しました。SUPもカヤックも長所、短所があるのでどちらが自分の釣りのスタイルに向いているかを判断した上で選んでください。
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